君を誘う物語 09

「サリーちゃん。これが鋼鉄の処女(あいあんめいでん)?」
「私の知識が間違ってなければ、鋼鉄の処女(アイアンメイデン)だと思う。」


 若さと持ち前の性格のため、二度目にしてすでに不思議の街テンペランティアにもイイ感じに順応してきた深海だったが、流石に目的地に辿り着いた時には、感動を通り越した驚きに眼を真ん丸く見開いた。
無論それは、深海と連れ立ってやってきた沙里にも同じことだった。
シュウの店、トラヴィアータを出て、通りを200メートルくらい行って右に曲がった路地の四番目の通路の左の奥の階段を上がって橋を渡った先の水路の裏に続く道の先。
辿り着いた場所の光景は、此処が不思議の街であることを差しい引いても異様な風景であるように思えた。


「サリーちゃん。私、鋼鉄の処女(アイアンメイデン)って初めて見た。」
「私も本とネット以外では初めてだよ。ていうか、このファンシーな外観に対して一番人目につく場所に拷問具を置く家主の感覚にびっくりデス。」


 シュウに教えられたロルベールの店とやらは、酷く奥まった場所にも関わらず、なんだか物凄い存在感を持った建物だった。
 沙里はその建物を、細い路地の端から見たこともあったが、近くで見ると思わずしゃっくりじみた笑いが漏れてしまうくらいに違和感がある。
 ロルベールの店と思しきその建物は、店というよりはフツーの一軒屋といったほうがしっくりくるような気がする。
 フツーの家にしてはファンシーなような気もするが、何しろ看板も無ければ開店しているかどうかの表示も無い。
 オフホワイトの壁に枕木で作られたらしい濃い茶色の窓枠。
ガラスの向こうにはレースのカーテンが揺れ、並んだ植木鉢には色とりどりの花が無節操に植えられていた。
 綺麗といえば綺麗なのだろうが、流石に深紅の薔薇のアーチの真下に食虫植物のイビセラやらモウセンゴケやらウツボカズラやらを置くセンスは只者ではない。
 もっとも、深海はそれが日本では『悪魔の爪』と呼ばれている食虫植物だとは知らなかったし、沙里だって図鑑以外で見るのは初めてだった。


「サリーちゃんサリーちゃん!あの植物虫食ってる!すげぇ!!」
「うむ。薔薇につられて寄ってきた虫を掻っ攫い食べる。なんて連携プレイ。」


 二人してその場にしゃがみこんで、しばらくイビセラが虫を食す様を見つめてから、ようやく本来の目的を思い出したように深海が立ち上がった。


「ところでサリーちゃん、このお店?ていうか、家?は、何処から入ればいいんだろうね?」
「店と言うからには出入口があるだろうし、家なら家で玄関があるはずよね。普通なら。」


 だが残念なことに、この家をフツーという括りにしていいのかが、最大にして最高の難関である。
沙里は深海に倣って立ち上がると、建物の壁に沿ってぐるりと視線を向けて様子を探ってみた。
が、窓はあるものの、勝手口や裏口のようなものは見当たらない。
 諦めて玄関と思しき場所に戻ってみれば、深海がやけに真剣に鎮座した拷問具を見上げていた。
沙里はとりあえず深海の隣に立つと、16秒だけ真似してみた。
熱心に鋼鉄の乙女と見つめ合ったところで楽しむ要素が全く見つけ出せなかった沙里は、16秒で視線を外すと、深海に向き直る。


「深海ちゃん、どうする?」


 どうする?とは、この場でただ途方に暮れていても無意味であるし、かと言ってここまで来て帰るのも何だか癪だね、という意味だ。
シュウの話を聞く限り、相当変な店のようだが、その分好奇心を掻き立てられるし、せっかくここまで来たのだから少しくらい中を覗いてみたい。
 沙里としては、強攻突破でもよかったのだが、それは深海が決めるべきことであり、沙里に決定権は無い。
そうなったらなったで楽しい事にはなりそうだが、この店に呼ばれたのはあくまで深海なのだ。
 しかし、深海は沙里の期待を裏切らなかった。


「せっかく此処まで来たし、中入ってみようよ。」
「そうだね。でも、何処から入る?出入口っぽいの見当たらないよ。」
「う~ん。それなんだけどね、私、これドアじゃないかなぁって思って。」
「これ?鋼鉄の処女(アイアンメイデン)?」
「そう。これ。」


 そういって深海は、笑う。
笑って再び、鉄で出来た乙女を見上げた。
つられて沙里もそれを見上げる。
 確かにそれは、本来ならファンシーな家に相応しいファンシーなドアがついていても可笑しく無い位置に鎮座していて。
いやだからこそ違和感が拭えないのだけれど。
 というか空けるのかこれを中身が出て来たって可笑しくないだろうにというか明らかに使用済み感満載な貫禄を持ったヲトメの中なんかに飛び込みたくないけど正直に言えばちょっと気にならないわけでもないしどうしよう、と。
沙里は深海に答える前に走馬灯が巡るがごとき勢いで様々な事を思ったが、それを口にする機会は与えられなかった。


「あ」


 有言実行というか、思い立ったら即行動を旨とする深海が、沙里が答えるより早く至って簡潔な動作でもって、鋼鉄の処女(アイアンメイデン)を空けてしまったのだ。
かくして寺島沙里は、特に知っていても使用場面がなさそうな鋼鉄の処女(アイアンメイデン)の使用方法について、首を捻ることになってしまった。


「あー、やっぱりドアだったー!」
「ほんとだー。てか、拷問具を玄関にしちゃうなんてどんだけー?」


 自分の推理がどんぴしゃだったために、深海は無駄に手を叩きながらきゃらきゃら喜ぶ。
対して沙里は、非常に棒読みながらも一応それに賛同した。
 深海がかぱりと開けた鋼鉄の処女(アイアンメイデン)は、確かに拷問具であった。
何だか変に錆びた色というか、変色した何かに色取られていて、しかも内側に向かってこれでもかというくらいに針が仕込まれている。
 しかし中はといえば、底が抜けた棺桶とでもいうのか、きちんとくり抜かれていてちゃんと家だが店だかの中に入れるようになっていた。
ちなみに、使用済み感満載の臭いは今の所無い。
更に付け加えるなら、外観に反して奥行きがあるその店の一番手前は、鋼鉄の玄関に合わせてコーディネートしているのか、見た目もびっくりの拷問具が身を潜めていた。
 そしてその先には、ニホンのテレビとやらいう箱の中の世界のアニメというカテゴリーに分類される人々の、眼にも鮮やかな衣装が群れを成している。
この混沌っぷりはクーナ・バラディーゾにも勝るとも劣らない。かもしれない。


「フツーの人はこれを潜って中に入りたいとは思わないわよねー。」
「ねーサリーちゃん。ロルのお店って何のお店なんだろうねー?」


 沙里は更に棒読みで自身の感想を語った。
対して深海は、最もだが何処か少しズレた感想を漏らす。
 真っ先に突っ込むべきことは他にもあるはずだが、まあ深海にとってはそれらは重要ではなかったのだろう。


「じゃ、入ってみようか、サリーちゃん。」
「そうだね。私、こんなカオスなお店初めてだわ。」


 さくっと侵入を決め込んだ二人の行動は、間接的に自分達が『フツー』カテゴリーではないことを認めるものだった。
 しかし、好奇心が赴くままに行動できるのは、子供の特権でもある。


「おじゃましまーす!」
「まって深海ちゃん!」


 わくわくと、深海が先に立って店の中へ入ろうとした瞬間、一瞬にして顔色を変えた沙里が深海の頭にぴよんと結ばれたちょんぼりを引っ張った。


「ぴぎゃん!」


 どこかの未確認生物のような聞きなれない奇声を上げて、深海が後ろに倒れる。
しかし、沙里とて深海に悪意があったわけではなかった。
 もつれ合うようにしりもちをついた女子高生の一人がのん気に、「サリーちゃんどうしたの?」と問いかけると、もう一人は若干顔を引きつらせて応えた。


「深海ちゃん。処女の中身の針が伸びた。」
「伸びた?」


 沙里が指差す方向を追えば、確かに玄関か拷問具かいまいち判断に戸惑うそれの針が、先ほどよりも長く伸びている。
 まるで不法侵入者を容赦なく排除しようとする罠であるかのように。


「本当だ。危なっかしいね。刺されたら死ぬよね、これ。」
「うーん。もしかしたら死なないかも知れないけどね。うろ覚えだけど、鋼鉄の処女(アイアンメイデン)って実は針は急所以外のところに刺さるように作られてて、いざ蓋を閉められてグサッてやられても、うっかり死ねないって聞いたことある。」
「うわぁ。えげつない処女だな!」


 深海と沙里の口調も会話の内容も、どこか緊張感に欠けたようなやり取りであったが、流石に一拍置いてから気付いたその状況に、やや笑みが引きつっている。
 どんな防犯対策なんだと深海と沙里が同時に思ったところで、目の前の拷問具は一瞬にしてにょっきり伸びた針が再び元の長さまで収納され、最初と同じ状態に戻っていった。


「一体どんな魔法かけてあるのかしら?」


 深海よりもこの不思議の街に関して知識がある沙里は思わず呟いたが、防犯対策の魔法は鋼鉄の処女(アイアンメイデン)の玄関だけにとどまらなかった。


『あらー!お客さんかしら?駄目よ、人のうちに勝手に入っちゃ。マナーは守らなくちゃね。』


 唐突に二人の女子高生の頭の上に降ってきたのは、鈴を転がすような声だった。
無論、深海にとっては聞き覚えのある声である。
 だから当然深海はその声に応えた。
鋼鉄で出来た処女の顔を見上げて。


「ロル!」


 無論、鋼鉄の処女(アイアンメイデン)がしゃべっているわけではないのだが、どうしても深海は何かの顔があるとそちらの方向を見つめてしまうらしい。
 おそらく留守番電話みたいに罠に引っかかると、仕掛けた本人の声が発動するようになっているのだろうなぁと、沙里はなんとなく感づいたが、制服姿の女子高生があたかも鋼鉄の処女と会話をしているかのような光景が少し面白くて、そのまま二人(?)を眺めていた。


『いまどき嘘吐いたくらいで泥棒の始まりだなんて言う気は無いけど、不法侵入は立派に泥棒の始まりで犯罪よー?それとも、危険を冒してまで私に会いたかったのかしら?いやぁん、う・れ・し・い!』
「もー、ロルが来いって言うから来たんだよ?うれしいも何もないじゃない。泥棒扱いしないで中に入れてよー。」
『でもね、今ちょっと出られないのよ。そもそも家にいないような気がするの。せっかく来てくれたのに残念よねー!』
「ええ!それってもしかして超放置プレイ?ロルひどーい!」
『でもほら、私だって鬼じゃないし、泥棒じゃないならお店に入れてあげてもいいかなって思うのよ。善良な人だってお店に来ることもあるかもしれないし、私だって無法者の全員を取って食おうとは思ってないから。』
「本当に取って食ったら本物の鬼になっちゃうよ、ロル。あ、その前に内臓がとげとげしだしてアイアンメイデンになっちゃっても知らないし!」
『そんなわけで、私がこれから出す問題に8割答えられたら同志と見なして中に入れて上げるわ。チャレンジャーには試練がつきものだしね。今から30秒後に始まるから、ガンバってね。』
「え、いきなり試練とかいう前に人の話を聞こうよロル。」


 いやいや、人の話を聞こうとかいう以前に、多分コレは録音だから、と。
沙里は思わず笑ったが、あんまりにも深海が面食らったような表情を浮かべたのでそれは留めておいた。
 録音の音声を相手にフツーに会話を返すあたり、深海も大概人の話を聞いていないことは明らかだ。
しかし振り返った表情は、やはり少し困惑していて。


「サリーちゃん、試練だって。私、RPGとかやったこと無いんだけどどうしたらいいかな?」
「うーん。とりあえず試してみたら?別に分らなかったらシュウさんのとこにでも帰ればいいし。深海ちゃんは約束を守って此処まで来たんだから、相手が留守で引き返すのはこちらが怒る理由にはなっても怒られる理由にはならないよ。」
「そっか。そうだね。よし!望むところだ、ロル!」


 ガッツポーズを通り越してファイティングポーズでもとりかねない勢いで深海が構えたところで、どうやら30秒が経過したらしい。
 再び鋼鉄の処女(アイアンメイデン)がレースクィーン姿の青年の声でしゃべりだす。


『よし、じゃあ準備はいいかい?いいね?決定!れっつらごー!!10秒以内に応えましょう!美少女戦士といえば?』


 そして脈絡も無く『美少女戦士といえば?』と問われた女子高生は、なんの問題だといわんばかりに顔を見合わせた。
 片や「そんなの知らない」と言った表情で。
片や「え?これ作品名言えってこと?」と若干小首を傾げつつ。
 とりあえず10秒ぎりぎりで深海は応えてみた。


「セーラーむふーん?」
『ピンポーン♪機動戦士といえば?』
「ガッデム××(ダブルペケ)
『またまたピンポーン♪じゃ、冬の、で始まるドラマといえば?』
「え、なんだっけ?冬のソナチネ?」
『中々やるわねぇ。じゃ、次、鋼の?』
「年金術士!!」


 ロルベールの問題に、深海は僅かに戸惑いながらもさくっと答えていく。
半分くらいしか聞いたことが無かった沙里は、疑問系ながら次々と答えていく深海を感心したように見つめていたが、そんなクイズが10問くらい続いたところでようやくロルベールは試練とやらに満足がいったらしい。


『まぁ、良く分ったわねぇ。凄い凄い。それじゃあ約束どおり中に入れてあげるわ。せっかくだからゆっくりしていきなさい。じゃあねん♪』


 こうして難関はどうやらクリアできたらしい。
ロルベールの声が途切れると共に、鋼鉄で出来た乙女のモチーフの針付き玄関から、針が収納されていく。
 魔法使いが特に珍しくも無いテンペランティアでも、こうもばかばかしい使い方をする人はあんまりいないかも知れないなぁと思いながら、沙里は些か気の抜けるような試練を乗り越えたクラスメイトを見やった。
 喜び勇んで早速混沌極まりない店の中に入ろうとしている深海の後ろに続く。


「深海ちゃん。詳しいんだね。」
「そうかな?でも半分くらいは名前しか知らないよ。」
「私は名前も知らなかったし。でも、最近の番組って凄い名前ばっかりなんだね。どんな内容なのか聞きたいようで聞きたくない気がするよ。」
「そう?結構面白かったりするんだよ。」


 たとえば、『美少女戦士セーラーむふーん』は、前世は月のお姫様だった女の子が転生して、四人の仲間と一緒に政治家達の汚職を暴いて政界をクリーンにしていく話でね、テキが現れるとメイド服の美少女戦士に変身して中年政治家をハイヒールで折檻するんだよ、とか。
機動戦士ガッデム××(ダブルペケ)はモビルスウェットを着て戦争根絶のために日々武力介入を怠らないテロと慈善と紙一重な組織のお話しで、主人公の決め台詞が『俺がガッデムだ!』なの、とか。
 深海は楽しそうに説明してくる。
ちなみに『冬のソナチネ』は深海もタイトルだけしか知らないが、『鋼の年金術士』とやらについては、国中を旅する兄弟が、不正と怠慢によって少なく書き換えられてしまった高齢者の命綱・年金を、両手をぱんってして元通りにしてくれるという高齢化社会の新たなヒーローの話なのだということらしい。


「へえ、凄いねぇ。リアルにニホンに欲しいヒーローだね。」
「だよねー。うちもおばあちゃんがもうすぐ年金暮らしだから、いてくれたらココロヅヨイなって思うんだー。」


 とてもどうでもよさそうな内容の会話は、もちろんシュールな店の陳列物に物珍しげな視線を向けて、つついてみたりつまんでみたりしながらかわされたものだった。
深海は興味津々と言った様子で拷問具やらフィギュアやらフライパンやら水晶玉を次々と手にとって見ているし、沙里も見覚えのあるスタンプや見覚えの無いスタンプやそもそもスタンプなのか良く分らない奇妙な形のオブジェに触ったりなど、絶好調である。
 しかしそれぞれ自分の興味を引くものにちゃっかり気を取られながらも、頭上でまったく違う会話が成立するあたりは、二人とも似たもの同士とでも言うべきなのだろう。


「でもさ、ロルベールさんってテンペランティアの人よね?どうしてあんなにニホンのテレビ番組知ってたのかしら?」
「え?テレビ見てるからじゃないの?」
「こっちって、テレビないよ?似たようなのは見たことあるけど、そもそも電波が違うし。」
「あー、じゃあ、ロルはもしかしてわざわざニホンのものを集めてるのかなぁ…」
「そうよぉ。こっちに人間はニホンにいけないから、行き来してる人に色々調達してもらってるの。テレビって素敵よねー、あんな可愛い格好したこがごろごろしてるんでしょ?」
「リアル三次元にはあんまりいないけどね。」
「あら、そうなの?残念だわ。」
「おお!っていうかサリーちゃん!セーラーむふーんの衣装とか見つけた!っていうか、ロルがこの前お仕事の制服よって言って渡してきたメイド服って絶対この派生な気がしてきた!」
「え?深海ちゃんメイド服着るの?ちょっと見てみたいかも。」
「そうよそうよ!せっかく用意したのに、そういえば今日はどうして着てきてくれなかったの?」
「だって、途中でマルッと少年がメロンコーラの餌食になってトール君がワイセツブツチンレツザイで…って、あれ?」


 違和感も無く沙里と会話していたはずの深海は、此処でようやく違和感を覚えたように顔を上げた。
 今はぺらぺらと奇妙な練成陣が書かれた本を捲っていたところであるからして、視線を上げても視界に入ってくるのは本棚だけである。
 なんとなく振り返るのが憚られて、深海は本を持ったまま首だけ傾げてみた。


「点呼取りマース。いーち。」
「にー。」


 唐突だが、そう続けてみれば、沙里もなんとなく応えてくれた。
そして深海の違和感が気のせいであれば、短すぎる点呼確認は此処で終わるはずであったのだが、どうやら深海が覚えた違和感が気のせいではないということまでもが続けて示されたようだった。

「さぁん☆」
「「さん?!」」


 存在しないはずの三人目が応える。
互いに好きなものを眺めていた深海と沙里は同時に声の方向へ振り返りった。
そして、声の主を視界にとどめるや否や、まったく同じ反応を見せたのである。


「「ぎゃーーーーっ!!!」」


 権力と暴力が混在しつつも基本的には平和と享楽で溢れているはずの混沌の街・テンペランティアに、女子高生二人分の悲鳴が響いた。
無論、混沌の街では悲鳴なんぞ日常茶飯事であるからして、悲鳴など珍しいことでもないのだけれど。